文化祭を終えて

2005年11月7日
朝目が覚めると腹が重い。昨夜の焼き肉食べ放題のせいだろう。それでも朝御飯は済ませておこうと思う。が、鉛の腹がそれを許さない。用を足せば少しはすっきりするだろう。そう思いトイレへ向かう。トイレに入り鍵を閉めるとただ独りの空間。括約筋は忙しいが脳は暇だ。やはり考えてしまう。考えてしまった。虚脱感へまた一歩近づく。文化祭が何日も前の出来事のような気がしてくる。虚しくなって、用を速やかに足して、食事に戻る。やはり腹は重い。結局コーンフレークのみの朝食。
家を出る。雨上がりの晴れ。虚しさを際立たせるには絶好の日和だ。
駅。いつもと変わらぬ雑踏。前と同じ日常。登校時間がまたラッシュ時に戻る。練習するために朝早く行くことはもうない。
電車の中。何も考えない。最近はずっとこうだ。
校門の装飾を見る。まだ残っている。外から見たら文化祭期間中だ。昨日と同じように校舎へ歩いていく。ただ、昨日までは朝から流れていた縁日の音楽は聞こえてこない。
教室。先に来ているクラスメートが黙々と解体している。思わず並べられた椅子に座って休んでしまう。
片付けの作業中。何も考えない。ひたすら片付ける、解体することだけを目的として作業する。
作業は意外と早く終わったようだ。作業が終わって元通りになった教室。また日常が戻ってくる。ただ、本当に日常が戻ってくるのは今週の金曜日。その時の虚しさ。悲しさ。想像したくはない。
かばんを持って教室を出る。前に向かって生きよう。

では。

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